マンションに設置しても、効果はあるの?
よく頂く質問なのでマンションにお住まいの方はご参考にして下さい。TETUNOMA(鉄の間)はマンションに設置した場合でも、一定の有効性があると考えております。
マンションの1階に設置する場合の有効性についてですが、結論から申し上げますと、1階であってもTETUNOMAを設置することには、地震による建物倒壊時に「生存できる空間」を確保するという意味で、一定の有効性があると考えております。
もちろん、マンションは戸建て住宅と比べて建物自体の重量が大きく、建物の構造や地震の規模、倒壊の仕方によって状況も大きく異なるため、「設置したから安全」と断定することはできません。
一方で、阪神・淡路大震災では、マンションの1階部分が完全に倒壊した状態でも、内部に生存者が残り、実際に救出された事例が確認されています。
神戸市消防局の震災当時の活動記録には、「同マンション1階が完全につぶれており、1階の奥の部屋で子供の声が聞こえ、生存を確認、小学生ぐらいの男の子2名を救出した」という記録が残っています。
また、別の1階が完全に倒壊したマンションでも、内部にいた男性が生存しており、消防隊員が声をかけたところ、かなり元気でケガもない状態だったことが確認されています。
さらに、国立国会図書館が公開している当時の映像記録には、6階建てマンションの1階部分に3人が生き埋めとなり、地震発生から33時間以上経過した後、1人が意識のはっきりした状態で救出された事例も残されています。
こうした事例からも、マンションの1階が倒壊した場合でも、必ずしも内部が完全に平らにつぶれてしまうとは限らず、倒壊の仕方によって人が生存できる空間が残る場合があることが分かります。
また、こうした可能性を前提として、総務省消防庁でも、大規模なマンションなどが地震によって倒壊した場合に、建物内部に取り残された要救助者をどのように救出するかについて、鉄筋コンクリートなどの構造物の破壊・除去を含めた救助活動のあり方が検討されています。
つまり、マンションが大きく倒壊した場合であっても、「すべてが完全につぶれて人が生存できる可能性がなくなる」という前提ではなく、倒壊した建物の内部に残された要救助者を救出することを想定した救助方法が、実際に検討されているということです。
そして、これはマンションに限った話ではありません。過去の日本の震災記録には、家具や構造物など、比較的強度のあるものが倒壊物を支えることで、その周囲に空間が残り、その結果として人が直接圧迫されずに助かった事例も複数確認されています。
「周囲の頑丈な物が倒壊物を支えることで、人が生存できる空間が残る」という現象が、実際の震災で起きています。
TETUNOMAは、建物全体の倒壊を防ぐものではありませんが、こうした倒壊時に偶然生じることがある「生存空間」を、偶然に任せるのではなく、あらかじめ強固な鉄の構造によって確保しておくという考え方の製品です。
そのため、マンションに設置する場合でも、何もない状態と比較して、倒壊時に身体を守り、生存につながる可能性を高めることが期待できると考えております。
なお、TETUNOMA自体が実際のマンション倒壊の中で生存率を証明したものではありません。そして、これは私たちの製品に限ったことではなく、すべての防災・耐震製品について言えることですが、設置すれば絶対に命を守れることを保証するものではございません。それらの点はご了承いただければ幸いです。
しかし、その上で、TETUNOMAは業界最高峰の耐荷重131.7トンを実証しています。万一の倒壊時に少しでも生存できる空間を残すことができるよう、強度と構造に徹底的にこだわって製造しています。
絶対を保証できる製品ではないからこそ、私たちは「できる限り命を守る可能性を高める」ということに真正面から向き合い、この製品を作っています。TETUNOMAは、私たちが自信を持っておすすめできる防災製品です。
まとめると、実際の日本の震災記録から、「マンションの1階が完全に倒壊しても、生存者が残り、救出された」という事例が確認されています。
そしてマンションに限らず、「倒壊物を家具や構造物などが支えることで、直接圧迫されずに助かった」という事例も確認されています。
また、消防庁においても、大規模な耐火建物が倒壊・座屈した場合に、内部に残された人を救出するための技術や救助活動のあり方そのものが検討されています。
TETUNOMAは、こうした過去の震災で実際に起きている「生存空間」という考え方を、偶然に任せるのではなく、あらかじめ強固な構造として備えておくための製品です。
そのため、マンションの1階にお住まいの場合でも、万一の建物倒壊に備え、生存できる空間をあらかじめ確保しておくための一つの選択肢になり得ると、私たちは信じております。
【以下参考資料】
■ 神戸市消防局「阪神大震災に伴う3日間の活動記録」
https://www.city.kobe.lg.jp/documents/2917/11.pdf?utm_source=chatgpt.com
→ PDF 3ページ目(資料上の2ページ目)をご覧ください。「13時ごろ」の記録に、「同マンション1階が完全につぶれており、1階の奥の部屋で子供の声が聞こえ、生存を確認、小学生ぐらいの男の子2名を救出した。」という記録があります。また、同じページの「田中町1丁目○○マンション」の記録にも、1階が完全に倒壊したマンション内部から男性が生存していた事例があります。
■ 国立国会図書館「阪神・淡路大震災を見る」
https://kn.ndl.go.jp/gallery/ndl-HanshinAwaji95?utm_source=chatgpt.com
https://kn.ndl.go.jp/item/asahi-M00000147?utm_source=chatgpt.com
→ 「地震による建物の被害」→「マンションから33時間ぶりの救出」をご覧ください。6階建てマンションの1階部分に3人が生き埋めとなり、そのうち1人が、地震発生から33時間以上経過した後も意識がはっきりした状態で救出された当時の記録です。
■ 神戸市「阪神・淡路大震災 震災障害者・震災遺児実態調査報告書(面接調査)」
https://www.city.kobe.lg.jp/documents/654/shinsaisyougaisya1.pdf?utm_source=chatgpt.com
→ PDF 67ページをご覧ください。被災者本人への聞き取り記録の中に、スチール製の机の上に倒壊物が落下したものの、机が支える形になったことで直接圧迫されず、助かったという実体験が掲載されています。
■ 総務省消防庁「大規模耐火建物倒壊/座屈現場での救助活動」
https://www.fdma.go.jp/publication/hakusho/h23/cat-4/6/837.html?utm_source=chatgpt.com
→ 「7 大規模耐火建物倒壊/座屈現場での救助活動」をご覧ください。ここでは、大規模な耐火建物が倒壊・座屈した場合に、内部に取り残された要救助者を救出するための活動について記載されています。特に、鉄筋コンクリートなどの構造物を破壊・除去しながら救助することを想定した活動について確認できます。