家具の少ない寝室の地震対策|住宅と寝床で確かめたいこと

家具の少ない寝室の地震対策|住宅と寝床で確かめたいこと


防災の基本として、「寝室には背の高いタンスや本棚を置かない」という対策があります。これは、とても大切な地震対策です。

窓のある畳の部屋に、布団が畳んで置かれた和室
布団を使う和室の例。寝床から窓や家具、出入口までの位置関係を、いつもの部屋で思い浮かべてみてください。

寝ている間に家具が倒れて身体を直撃することを防ぎ、避難経路を塞がれるリスクも減らすことができます。実際、「うちの寝室にはベッドしか置いていないから安心」という方も多いのではないでしょうか。家具を減らした寝室は、地震への備えとして間違いなく良い状態です。

ただし、特に木造住宅では、「家具が倒れてこないこと」と「寝室そのものが潰れないこと」は、別の問題です。

家具をなくしても、「家屋倒壊」のリスクは残る

大きな地震では、家具だけが動くわけではありません。建物そのものが大きな力を受けます。柱。梁。壁。床。屋根。

こうした住宅を支えている構造部分が損傷すれば、建物全体が大きく変形したり、倒壊したりする可能性があります。

特に築年数が経った木造住宅では、建てられた年代による耐震基準の違いや、建物の状態によって耐震性能に差があります。

つまり、寝室から家具をすべてなくしたとしても、建物そのものが倒壊するリスクまでなくなるわけではありません。

1階の寝室なら、さらに考えておきたい

2階建ての木造住宅で、1階に寝室がある場合。その上には、2階の床。壁。家具。そして屋根があります。万一家屋が大きく損壊すれば、それらの重量が1階側へかかる可能性があります。

瓦屋根と上下階の窓が見える日本の2階建て住宅の外観
瓦屋根の2階建て住宅の外観例。家を建てた時期や改修の記録も、家族で振り返ってみてください。

そのとき、「寝室にタンスがなかった」ということだけでは、身体を守れない場合があります。だからこそ、寝室の防災では、家具の転倒対策と、家屋倒壊への備えを分けて考えることが大切です。

「家具を置かない」は、まずやるべき正しい防災

ここで誤解してほしくないのは、「家具をなくしても意味がない」という話ではありません。むしろ、寝室から危険な家具を減らすことは、すぐにできる非常に有効な防災対策です。

実際、阪神・淡路大震災でも、建物の全半壊を免れた住宅で家具が転倒・散乱し、けがをした人が多数いました。

だから、家具を固定する。寝床の近くに背の高い家具を置かない。出入口を家具で塞がない。こうした対策は、ぜひ行ってほしいと思います。

そのうえで、「もし建物そのものが大きく損壊したら?」という、もう一段先の備えを考えてみてください。

すっきりした寝室に、眠る場所の強さを

TETUNOMA(鉄の間)は、強固な鉄のフレームの内部に布団やマットレスを敷き、普段からその中で眠る耐震シェルターベッドです。いつもの寝床に、命を守るための強い空間をつくります。

家具の配置を整えた寝室に、命を守るための構造を備える。シンプルなフレームと好みの寝具で、毎日の心地よさも大切にできます。

読書やくつろぎを楽しむ、TETUNOMA(鉄の間)のある日常。

最大131.7トンを記録した耐荷重試験

一級建築士でもある建築学教授2名の立会いのもと、専用の大型油圧試験機で耐荷重試験を行いました。センサーやモニター、映像で荷重と変形を確かめ、最大131.7トンを記録しました。

設計や計算で終わらせず、実際の試験で強さを確かめる。眠っている人の周囲に、命を守るための空間を残したい。その想いを、鉄の構造に込めています。

大型油圧試験機で行った耐荷重試験の映像。

「何もない寝室」から、「備えのある寝室」へ

寝室の防災を考えるとき、まず危険なものを減らす。これはとても大切です。しかし、それだけで終わらず、「もし家そのものが壊れたら、自分が眠っている場所はどうなるだろう?」と考えてみてください。家具を減らす。家具を固定する。ガラスの飛散を防ぐ。住宅の耐震性を確認する。そして必要に応じて、人が眠る場所そのものに、強い空間をつくる。防災は、一つの対策だけで完成するものではありません。

寝室だからこそ、「建物が壊れた場合」まで考える

私たちは人生の大きな時間を、眠って過ごします。しかも眠っている間は、大きな揺れが起きても、すぐに状況を判断して動けるとは限りません。

だからこそ寝室では、「何が倒れてくるか」だけではなく、「家そのものが壊れたらどうなるか」まで考えておく。家具のない、すっきりとした寝室。

そこにもう一つ、万一家屋が大きく損壊したときにも、人がいる空間を残すための備えを加える。TETUNOMA(鉄の間)は、家具転倒対策のさらに先にある「家屋倒壊への備え」を、毎日眠る場所から考えるための耐震シェルターベッドです。

 

TETUNOMA(鉄の間)の製品写真


毎日眠る場所に備えを加える家具

TETUNOMA(鉄の間)を寝室で使うイメージ
鉄のフレームの中に、好みの布団やマットレスを。いつもの寝室に備えを加える家具です。

寝床に倒壊物への備えを加える強く、美しい"空間"を。
耐震シェルターベッド『TETUNOMA(鉄の間)』

私たちは、寝床に備えを加える家具を作っています。

日心製作株式会社

強さを確かめた実験を見る

TETUNOMA(鉄の間)のある暮らしを見る

いつもの寝具で眠り、寝る前は本を読んでくつろぐ。写真と実物映像を見ながら、あなたの寝室に迎えた姿を思い描いてみてください。

TETUNOMA(鉄の間)のある暮らしを見る

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写真の出典
  1. Atsushi Tadokoro / Futon (9455233917).jpg / CC BY 2.0
  2. Chacmool / 掲載元 / CC BY-SA 4.0
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