緊急地震速報が鳴って動けないときは?夜中に身を守る行動と事前の備え

緊急地震速報が鳴って動けないときは?夜中に身を守る行動と事前の備え

夜中に緊急地震速報が鳴ったら、まず周囲の状況に合わせて身の安全を確保します。すでに強く揺れているのに無理に立ち上がったり、あわてて外へ走り出したりすることは避けます。速報を聞いてから、いつでも十分に移動する時間があるとは限りません。

速報から強い揺れまでは、時間がわずかなことがある

緊急地震速報は、地震を検知して解析し、強い揺れを知らせる情報です。気象庁は、発表から強い揺れまでが数秒から長くても数十秒程度で、震源に近い場所などでは間に合わない場合もあると説明しています。

窓のある畳の部屋に、布団が畳んで置かれた和室
布団を使う和室の例。寝床から窓や家具、出入口までの位置関係を、いつもの部屋で思い浮かべてみてください。

そのため、「スマートフォンを確認して、家族を集めて、別の部屋へ移る」という一連の動きが、どの地震でもできるとは考えないことが大切です。速報の有無にかかわらず、揺れを感じたときに身を守れる配置を平時から整えます。

寝ているときは、情報を読むより先に身を守る

枕元で音が鳴ると、画面を見て震源や震度を確かめたくなるかもしれません。まずは倒れたり落ちたりする物から頭を保護し、周囲に応じて安全な場所で身を守ります。揺れの最中に無理に火を消すために動くことも避けます。

起きた直後に判断しづらい場合があることと、強い揺れで動けないことは別の条件です。詳しくは寝起きの睡眠慣性と枕元の備えを参照してください。動けなかった体験だけから、自分が防災に向いていないと考える必要はありません。

揺れが収まったあと、足元と周りを確かめる

暗いときはライトを使い、床に割れた物や荷物がないかを見ます。出入口や通路、周囲の火災・建物の損傷にも注意し、地域の避難情報に従って行動します。沿岸部など津波のおそれがある場所では、津波からの避難を優先する必要があります。

黒い携帯用の懐中電灯
携帯用の懐中電灯。眠る位置から手が届く場所に置き、普段の明るい時間に使い方を確かめておきます。

揺れが止まったことだけで、その家に居続けてよいとは限りません。損傷した家での在宅避難を考える前の確認も、家族で読んでおくと行動を話しやすくなります。

夜中に判断することを、平時に減らしておく

  • 寝床に倒れ込む家具と落下物を減らし、適切に固定する。
  • ライト、履物、眼鏡などの位置をいつも同じにする。
  • 寝室のドアと通路を荷物で塞がない。
  • 家族の寝る場所、連絡方法、避難先を共有する。
  • 住宅の耐震性が分からない場合は、診断や改修の相談を進める。

移動する速さだけに頼らない、寝床の備え

TETUNOMA(鉄の間)は、鉄のフレームで囲まれた下段で、普段から眠るための家具です。地震が起きてから別のシェルターへ駆け込むことを前提とせず、いつもの寝床の周囲に備えを持たせることを目指しています。

毎日の出入りや寝具、部屋の使い方まで含めて、TETUNOMA(鉄の間)のある暮らしを思い描いてみてください。速報の設定だけでなく、眠る場所の配置も一緒に整えていきましょう。

TETUNOMA(鉄の間)を寝室で使うイメージ
鉄のフレームの中に、好みの布団やマットレスを。いつもの寝室に備えを加える家具です。
読書やくつろぎを楽しむ、TETUNOMA(鉄の間)のある日常。

参考資料

TETUNOMA(鉄の間)のある暮らしを見る

いつもの寝具で眠り、夜は本を読んでくつろぐ。写真と実物映像を見ながら、ご自宅の寝室に迎えた姿を思い描いてみてください。

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写真の出典
  1. Atsushi Tadokoro / Futon (9455233917).jpg / CC BY 2.0
  2. KMJ / Flashlight.jpg / CC BY-SA 3.0
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