耐震リフォームが高くてできないときは?工事以外も含めた寝室の備え方

耐震リフォームが高くてできないときは?工事以外も含めた寝室の備え方

耐震リフォームの見積もりが予算を超えても、毎晩の寝床から始められる備えがあります。家全体を補強する計画とあわせて、家具の配置を整える、寝室に耐震シェルターベッドを迎えるなど、今進められる方法を選べます。

TETUNOMA(鉄の間)は、シングル68万円(税込)に本体・専用ラグ・配送・組立設置を含みます。大がかりな工事をせず、いつもの布団やマットレスで使えることが、工事費用に悩むお客様から選ばれる理由の一つです。

私たちのお客様にも、耐震工事に大きな費用がかかると案内され、別の備えを探す中でTETUNOMA(鉄の間)を知ってくださった方がいらっしゃいます。この記事では、工事をすぐ実施できないときに考えたい選択肢を、家の構造と寝室の暮らしに分けて整理します。

まず、工事の金額だけでなく中身を知る

お客様からは、築約90年の住宅で500万〜1,000万円、築約50年の住宅で現地の下見後に400万円程度、またはそれ以上になると案内された、というお話を伺いました。

瓦屋根と上下階の窓が見える日本の2階建て住宅の外観
瓦屋根の2階建て住宅の外観例。家を建てた時期や改修の記録も、家族で振り返ってみてください。

いずれもお客様から直接伺った個別の見積もり例です。必要な工事と費用は住宅ごとに変わるため、ご自宅の内訳を見ながら選択肢を考えていきましょう。

耐震改修の内容は、基礎、壁の量と配置、柱と梁の接合、屋根、木材の傷みなどで変わります。診断結果と補強計画をもとに、なぜその工事が必要かを説明してもらうことが大切です。内訳の見方は耐震補強工事の費用と見積もりの確認項目にまとめています。

工事が難しい理由を、家族の事情に分けてみる

  • 予算:工事以外に内装復旧や仮住まいの負担がないか。
  • 生活:介護、仕事、夜間のトイレなど、工事中に守りたい日常は何か。
  • 住む期間:今後の住み替え、家族への引き継ぎなどをどう考えるか。
  • 建物:先に補修すべき傷みや、使い続けるうえでの課題があるか。

「高いから無理」とひとまとめにせず、相談したい条件を具体的にすると、工事事業者や建築士とも話しやすくなります。部分的・段階的な改修が可能かは、家全体の耐震性を踏まえた判断が必要です。

家全体の耐震化が難しい場合にも、考えられる方策がある

国土交通省の「木造住宅の安全確保方策マニュアル」では、本格的な耐震改修等が難しい場合のリスク低減策も扱っています。住宅の耐震化を進めることを基本にしながら、実施を妨げる事情があるご家庭でも、安全確保に取り組むための考え方です。

「寝室だけ守る」と言っても、寝室の壁などを補強する工事と、寝床に独立したフレームを設ける家具では方法が違います。どの範囲の何に備えるのかを、言葉だけでなく具体的な構造で比べます。

対策ごとの役割と比較する点
対策 主に備える範囲 比較する点
住宅の耐震改修 建物の耐震性を高める 診断結果、補強の目標と範囲、工事と復旧の費用
家具固定・配置の見直し 室内の転倒・落下物など 固定先と器具、寝床と出口の配置
耐震シェルターベッド 寝床の周囲に空間を残すことを目指す 試験の条件、サイズ、床の状態、使用・設置方法

今の寝室で、先に整えたいこと

  1. 寝床と出入口の近くに、倒れ込む家具や落下する重い物がないか見る。
  2. 家具を適切に固定し、夜の通り道を片付ける。
  3. ライト、履物、眼鏡などを、寝る姿勢から手が届く場所に置く。
  4. 住まいの安全性や避難先について、家族・専門家と相談する。

家具の配置や固定、枕元の用品は、今日の暮らしから着手できる備えです。寝室の地震対策を始める順番も参考に、一つずつ整えていきましょう。

窓のある畳の部屋に、布団が畳んで置かれた和室
布団を使う和室の例。寝床から窓や家具、出入口までの位置関係を、いつもの部屋で思い浮かべてみてください。

いつもの寝床に、TETUNOMA(鉄の間)を迎える

私たちは、普段眠る場所に鉄のフレームで囲まれた空間を持つ、耐震シェルターベッドを作っています。毎晩その下段で眠り、家屋損壊時にも寝床の周りに生存空間を残すことを目指した家具です。

洋室に置いたTETUNOMA(鉄の間)
白いTETUNOMA(鉄の間)を、普段の寝床として使う風景。好みの寝具を入れ、毎日の暮らしに迎えられます。

大がかりな工事の予定を立てる間に、寝床の備えも比べたい。住み慣れた1階の部屋で暮らし続けたい。そんなご家庭に、寸法や使う姿を見ながら検討していただきたいと考えています。TETUNOMA(鉄の間)のある暮らしをご覧ください。

TETUNOMA(鉄の間)を寝室で使うイメージ
鉄のフレームの中に、好みの布団やマットレスを。いつもの寝室に備えを加える家具です。
読書やくつろぎを楽しむ、TETUNOMA(鉄の間)のある日常。

相談するときに用意すると分かりやすいもの

お部屋のおおよその広さ、家具の配置、設置したい階、玄関からの搬入経路が分かる写真があると、製品の配置を一緒に考えやすくなります。床に沈みや傷みがある場合は、建築士や工務店への確認も進めてください。

工事の見積書や耐震診断の評価は、その計画を作成した専門家に説明を求めることが大切です。

工事をいつ行うかと、今日からどんな備えを重ねるか。その二つを家族で話しながら、無理のない順番を考えてみてください。

参考資料

TETUNOMA(鉄の間)のある暮らしを見る

いつもの寝具で眠り、夜は本を読んでくつろぐ。写真と実物映像を見ながら、ご自宅の寝室に迎えた姿を思い描いてみてください。

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写真の出典
  1. Chacmool / 掲載元 / CC BY-SA 4.0
  2. Atsushi Tadokoro / Futon (9455233917).jpg / CC BY 2.0
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