子どもを地震から守るには?親として考えたい「寝室の防災」と生存空間
Share
私自身、小さな子どもを持つ親として、日々の成長をすぐそばで見られることに、大きな幸せを感じています。休日に通っている水泳教室で、一生懸命に水を蹴って前へ進もうとする姿。
家の中で楽しそうに遊んでいる姿。そして、夜になると安心しきった顔で眠っている姿。そんな何気ない日常を見るたびに、「この子の笑顔と未来を、できる限り守りたい」と強く思います。
小さなお子さんがいるご家庭なら、同じような気持ちになったことがあるのではないでしょうか。だからこそ、ときどき考えてしまいます。
もし家族が眠っている深夜に、大きな地震が起きたら。自分は、この小さな命を守れるだろうか。
「地震が来たら子どもを守る」だけでは難しい
親であれば、「地震が来たら、子どもに覆いかぶさってでも守る」と思うかもしれません。

もちろん、揺れの中で子どもの頭を守ったり、危険な家具から離したりすることは大切です。でも、家屋そのものが大きく損壊するような地震まで考えると、親の身体だけですべての落下物を受け止めることはできません。柱。梁。天井。2階部分。屋根。こうした建物そのものの重量がかかる状況では、人間の力には限界があります。
だから私は、「地震が起きたあと、自分が子どもをどう守るか」だけではなく、「地震が起きた瞬間から、親子がいる場所そのものをどう守るか」を考えるようになりました。
子どもが眠る場所に、あらかじめ強い空間を
TETUNOMA(鉄の間)は、強固な鉄のフレームの内部に布団やマットレスを敷き、普段からその中で眠る耐震シェルターベッドです。いつもの寝床に、命を守るための強い空間をつくります。
親子で寝具を整え、好きな本を持ち込んでくつろぐ。毎日の居場所に、命を守るための構造を備えます。
お客様からは、子どもにとって自分の基地のようなプライベート空間ができ、喜んでいるというお話も伺いました。寝室で過ごす楽しさも、大切にしたいと考えています。
強さだけではなく、毎日子どものそばで使う家具として
耐震シェルターというと、「鉄骨がむき出しで危なくないの?」「子どもがぶつかったら大丈夫?」と心配される方もいると思います。
TETUNOMAは毎日使う家具だからこそ、こうした部分にも配慮しています。フレームは、身体が当たったときにケガをしにくいよう、角を丸めた設計。
ボルト部分にも専用のキャップを設け、キャップ自体の角も丸く仕上げています。また、内部の高さは約120cm。
座った状態でも圧迫感を感じにくく、一般的なマットレスや布団、市販のすのこベッドなど、家庭に合わせた寝具を使用できます。
災害のためだけの特殊な箱を置くのではなく、家族が毎日使えるベッドとして暮らしの中に置く。そこも、TETUNOMAで大切にしている部分です。

最大131.7トン。眠る空間を守るために確かめた強さ
一級建築士でもある建築学教授2名の立会いのもと、専用の大型油圧試験機で耐荷重試験を行いました。センサーやモニター、映像で荷重と変形を確かめ、最大131.7トンを記録しました。
設計や計算で終わらせず、実際の試験で強さを確かめる。眠っている人の周囲に、命を守るための空間を残したい。その想いを、鉄の構造に込めています。
親だからこそ、「自分が間に合わない場合」まで考える
親になると、「自分が守らなければ」と思います。でも、大地震は親が準備できている時間に起きてくれるとは限りません。
真夜中。熟睡中。突然の停電。激しい揺れ。そんな状況で、子どもを抱き上げ、安全な場所へ移動できるとは限りません。
だからこそ、親が完璧に行動できなかったとしても、子どもが眠っている場所に備えがある。そんな環境をつくっておくことにも意味があると思っています。
「防災用品」ではなく、毎日使う家具だからこそ
防災用品の多くは、購入して、収納して、使わないまま何年も経つことがあります。TETUNOMAは違います。
毎晩、その中で眠ります。子どもがベッドに入る。家族が「おやすみ」と声をかける。朝になれば、そこから一日が始まる。
いつもの生活の中に、防災が存在する。それが、TETUNOMAの特徴です。
マットブラックとオフホワイトの2色を用意し、鉄製の耐震シェルターでありながら、寝室の家具として馴染むデザインにもこだわっています。
製造も奈良県の国内工場で行い、職人が一台ずつ製造しています。
子どもの未来を守るために、今できることを一つずつ
子どもを地震から守る方法は、TETUNOMAだけではありません。家具を固定する。窓ガラスの飛散を防ぐ。
住宅の耐震性を確認する。非常用品を用意する。避難場所を家族で確認する。どれも大切です。その中の一つとして、「毎日眠っている場所そのものに、生存空間を用意しておく」という備えがあります。親の愛情だけで地震を止めることはできません。
でも、愛情があるからこそ、できる備えを一つずつ形にしていくことはできます。子どもが安心して眠っている、その場所を守る。
TETUNOMA(鉄の間)は、大切な家族の「いつもの寝床」に、もしものときの強さを加える耐震シェルターベッドです。
毎日眠る場所に備えを加える家具
寝床に倒壊物への備えを加える強く、美しい"空間"を。
耐震シェルターベッド『TETUNOMA(鉄の間)』
私たちは、寝床に備えを加える家具を作っています。
日心製作株式会社
あわせて読みたい記事
TETUNOMA(鉄の間)のある暮らしを見る
いつもの寝具で眠り、寝る前は本を読んでくつろぐ。写真と実物映像を見ながら、あなたの寝室に迎えた姿を思い描いてみてください。
写真の出典
- Atsushi Tadokoro / Futon (9455233917).jpg / CC BY 2.0
