家族を地震から守るには?「防災を先延ばし」にしないために今日できる寝室の備え
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「もし今夜、大きな地震が来たら」そう聞かれたとき、「家族を守りたい」と思わない親は、ほとんどいないと思います。
でも、「では、具体的に何をしていますか?」と聞かれると、家具固定。住宅の耐震診断。非常用品。寝室の安全対策。
「やらなければと思っているけれど、まだできていない」という方も多いのではないでしょうか。これは決して珍しいことではありません。
実際、内閣府の最新調査でも、防災対策を「やろうと思っているのに先延ばしにしている」人が多いことが数字として表れています。
だから今回は、地震への恐怖を煽るのではなく、「家族を守りたい」という気持ちを、どう具体的な備えに変えていくかを考えてみたいと思います。
阪神・淡路大震災では、77%が窒息・圧死
1995年1月17日。午前5時46分に発生した阪神・淡路大震災。厚生省の人口動態統計をもとにした分析では、震災による直接死5,488人のうち、4,224人、77.0%が窒息・圧死でした。さらに、78.9%が自宅で亡くなっています。
まだ多くの人が眠っていた早朝に地震が発生し、住宅の倒壊によって多くの命が失われました。地震そのものが人を押し潰したのではありません。
人が暮らしていた建物や家具が、大きな揺れによって人の身体を圧迫した。これが阪神・淡路大震災の大きな教訓の一つです。
2024年の能登半島地震でも「圧死」が最多だった
「阪神・淡路大震災は30年以上前の話」と思われるかもしれません。
しかし、2024年1月1日に発生した能登半島地震でも、住宅倒壊は大きな人的被害につながりました。内閣府の令和7年版防災白書では、警察が取り扱った直接死226人の死因について、圧死:95人(42.0%)窒息・呼吸不全:49人(21.7%)とされています。合わせると、約64%です。
もちろん、圧死や窒息のすべてを単純に住宅倒壊だけが原因だったと断定することはできません。それでも内閣府は、多くの人が倒壊した建物の下敷きになったとみられるとまとめています。30年前の震災だけではありません。現在でも、住宅そのものの安全性は、地震で命を守るための大きな要素なのです。
南海トラフ巨大地震でも、約29.8万人の死者が想定されている
2025年3月には、政府が南海トラフ巨大地震の新たな被害想定を公表しました。最大クラスの地震・津波が発生した場合、最悪のケースでは、死者数:約29.8万人全壊・焼失:約235万棟という甚大な被害が想定されています。ただし、これは「必ず29.8万人が亡くなる」という予言ではありません。防災対策の進み方。建物の耐震化。津波からの避難。
家具の固定。火災対策。こうした対策によって被害は変わります。つまり、未来の被害は、今の備えによって減らせる可能性があります。
でも、防災はなぜ「先延ばし」されるのか
ここで興味深いデータがあります。2025年に内閣府が行った「防災に関する世論調査」では、大地震に備えて家具・家電を固定している人は、37.6%でした。逆に言えば、多くの家庭ではまだ十分な固定ができていません。では、なぜ固定しないのでしょうか。
家具・家電を固定できていない人に理由を尋ねると、最も多かった回答は、「やろうと思っているが先延ばしにしてしまっているから」38.2%でした。続いて、「面倒だから」20.7%「家具や壁などに傷をつけるから」17.8%となっています。つまり、多くの人は、「地震なんて来ない」と思っているわけではありません。必要性は分かっている。
でも、まだ行動できていない。
これが現実です。
「家族を守りたい」と「実際に備える」は別のこと
これは、決して誰かを責める話ではありません。地震対策には、今日やらなくても困らない。という特徴があります。
家具を固定しなくても、今日は普通に生活できます。耐震診断を受けなくても、今日は家に住めます。非常用品がなくても、地震が来なければ困りません。
だから、「また今度やろう」となりやすい。でも地震だけは、「準備が終わるまで待ってください」とは言えません。
だから防災では、完璧な対策を一気にすることよりも、一つでも実際に行動へ移すことが大切です。
まずは数千円でできることから始める
家族を守るために、最初から大規模な耐震工事をする必要はありません。まず寝室を見てください。寝床の横に、背の高いタンスはありませんか。大きな本棚はありませんか。頭上に重い物を置いていませんか。出口を塞ぐ位置に家具はありませんか。

家具を固定する。寝床から家具を離す。ガラスの飛散防止対策をする。枕元にライトと履物を置く。こうした対策は、比較的少ない費用でも始められます。「いつか本格的な防災をする」より、今日一つ対策する。その積み重ねが大切です。
そして「家そのものが壊れた場合」まで考える
家具固定は重要です。でも、家具を全部固定したから住宅そのものが倒壊しなくなるわけではありません。築年数が経っている。
耐震性能が分からない。シロアリや腐朽が心配。1階に大きな開口部がある。そんな住宅では、一度、耐震診断を検討することをおすすめします。
住宅そのものに問題があれば、耐震改修が基本的な対策です。ただ現実には、費用。工事期間。家庭の事情。建物の状態。
などによって、すぐに大規模な工事ができない家庭もあります。
だから国土交通省も、本格的な耐震改修がすぐに難しい場合の暫定的・緊急的な安全確保策として、耐震ベッドや耐震テーブルなどの導入を選択肢として示しています。「家全体を改修できないなら何もしない」ではないのです。
「守りたい」を、毎日使う寝床の備えへ
TETUNOMA(鉄の間)は、強固な鉄のフレームの内部に布団やマットレスを敷き、普段からその中で眠る耐震シェルターベッドです。いつもの寝床に、命を守るための強い空間をつくります。

家族が安心して過ごせる寝室を、一つずつ整える。家具の配置や枕元を見直したその先に、寝床の周囲の強さを選ぶ方法があります。
「強い」だけでは、家庭には置けない
耐震シェルターを実際に家庭へ導入するには、強度だけでは足りません。家の中まで搬入できること。毎日ベッドとして使えること。
寝室に置き続けられること。こうした現実的な条件も必要です。TETUNOMAは、複数のユニットに分割して搬入できる構造になっています。1パーツ15kg以下の部品などに分け、玄関や廊下を通して寝室まで運び、室内で組み立てます。
さらに価格には、本体・専用ベースラグ・配送・組立設置まで含まれています。「購入した鉄骨が届いて、自分で組み立てる」という製品ではありません。導入するところまでを含めて、防災を実際の行動に変えやすくする。これも大切にしている部分です。
開発では、最大131.7トンを記録
一級建築士でもある建築学教授2名の立会いのもと、専用の大型油圧試験機で耐荷重試験を行いました。センサーやモニター、映像で荷重と変形を確かめ、最大131.7トンを記録しました。
設計や計算で終わらせず、実際の試験で強さを確かめる。眠っている人の周囲に、命を守るための空間を残したい。その想いを、鉄の構造に込めています。
地域の地震対策でも、選択肢に
TETUNOMA(鉄の間)は、2026年8月4日に静岡県の「TOUKAI-0+」の補助対象製品として認定されました。眠る空間へ備える家具として、地域の地震対策にも取り入れられています。
「守りたい」を、今日ひとつだけ行動に変える
家族を守りたい。子どもを守りたい。高齢の両親を守りたい。その気持ちは、きっと多くの人が持っています。でも、気持ちだけでは家具は固定されません。住宅の耐震性も変わりません。寝室も安全にはなりません。だから、この記事を読み終えたら、今日、一つだけ行動してみてください。寝室の家具を確認する。家具固定用品を買う。非常用ライトを枕元に置く。
自宅の築年数を確認する。自治体の耐震診断制度を調べる。家族と地震について話す。どれでも構いません。その一つが、「いつかやろうと思っている防災」から、「実際に備えている家族」へ変わる最初の一歩です。そして、家屋倒壊まで考えた寝室の備えが必要だと感じたときには、普段から人が眠る場所そのものに、生存空間を用意する。という方法もあります。TETUNOMA(鉄の間)は、「家族を守りたい」という気持ちを、寝室に置ける具体的な備えへ変えるための耐震シェルターベッドです。
毎日眠る場所に備えを加える家具
寝床に倒壊物への備えを加える強く、美しい"空間"を。
耐震シェルターベッド『TETUNOMA(鉄の間)』
私たちは、寝床に備えを加える家具を作っています。
日心製作株式会社
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TETUNOMA(鉄の間)のある暮らしを見る
いつもの寝具で眠り、寝る前は本を読んでくつろぐ。写真と実物映像を見ながら、あなたの寝室に迎えた姿を思い描いてみてください。
