地震のとき、愛犬を連れて避難できる?ペットを守る家族が見落とした備え

地震のとき、愛犬を連れて避難できる?ペットを守る家族が見落とした備え

守りたい家族がいるから、自分たちにも備えを

地震が来たら、愛犬を抱いて外へ出れば大丈夫。そう思っていても、キャリーに入ってくれなかったら、荷物で両手が塞がったら、どうするでしょうか。大切な家族を連れて避難するための準備は、普段の暮らしの中から始まります。

妻と小さな犬のハルと暮らす62歳の男性も、最初は「抱いて出れば大丈夫」と考えていました。朝の散歩は男性の役目。玄関でリードを見せると、ハルはすぐに寄ってきます。そんなハルが、動物病院へ行く日にキャリーを見て後ずさりしたことが、夫婦の備えを見直すきっかけになりました。

「地震のあとも、こうなったらどうする?」

妻の言葉に、男性は手を止めました。災害のときだけ急に慣れるはずはない。揺れる家の中で逃げ回るハルを抱けるのか。荷物も持って、どこへ行くのか。病院からの帰り道も、そのことを考えていました。

キャリーを、いつもの暮らしの中へ

家に戻り、男性がキャリーを物置へしまおうとすると、妻が声をかけました。「普段から見える所に置いてみない? 病院に行くときだけ出すから、嫌なのかも」。

扉を開け、いつもの毛布を敷く。ハルを押し込まず、自分から近づくのを待つ。夫婦は、家の中で少しずつ慣れる練習を始めました。その日の夕方、ハルは入口まで来て匂いを嗅ぎました。男性はその小さな変化を、妻に伝えました。

しまってある道具を、普段から使える備えに変える。 キャリーを出すたびに慌てるのではなく、いつもの暮らしの中で、ハルと一緒に準備を重ねていくことにしました。

愛犬の荷物と、自分たちの荷物を持ってみる

抱いて出るだけでは、途中で手が塞がります。逃げ出さないための備えも必要です。男性は、リードやキャリー、フード、水、トイレ用品と、ハルに必要な物を紙に書き出しました。

迷子になったときのために、連絡先を付けた首輪も確かめました。ハルの顔と特徴が分かる写真を、夫婦それぞれの携帯に保存しました。

そして、自分たちの薬や持ち出す物もあります。犬の荷物だけ整えれば終わりではありません。袋を実際に持ってみると、想像より重い。夫婦は、無理なく運べるかも確かめました。

夫婦が書き出した、ハルと暮らす家族の備え

  • リード・キャリーと、フード・水・トイレ用品。
  • 連絡先のある首輪と、顔や特徴が分かる写真。
  • 自分たちの薬と、持ち出す物。
  • 荷物を実際に持ったときの重さと、役割分担。

数日たつと、ハルは開いたキャリーの中で、短い時間ですが休むようになりました。「慣れてきたね。私たちも練習しよう」と妻が笑います。男性が玄関まで荷物を運び、妻がキャリーを持つ。扉を通る順番まで確かめると、少し歩くだけでも両手が塞がることが分かり、靴の置き場所も決め直しました。

同行避難でも、同じ部屋で過ごせるとは限らない

準備の途中で、男性はもう一つの思い込みに気づきました。避難所へ行けば、ハルと一緒に眠れると思っていたのです。

ペットを連れて避難することを「同行避難」と呼びます。ただし、同行避難は、避難所でペットと同じ部屋に過ごせることを意味しません。 受け入れ方や場所、ルールは避難所によって異なります。

ハルが吠えたらどうしよう。他の人が犬を苦手だったら。心配になった夫婦は、災害が起きてから初めて尋ねることにせず、地域の案内で、どこへ連れて行けるか、何を持って行くかを確かめました。分からない点は、事前に相談することにしました。

いつもの散歩道も、避難する道として見直しました。狭い場所や塀の近くを見て、別の道も考える。親しい人に預ける方法も話しましたが、その方も被災するかもしれません。必ず預かってもらえると決めつけず、相談できる先を増やしておこうと考えました。

ハルを置いて逃げたくない。その気持ちは夫婦ともに同じでした。だからこそ、火災や津波の危険があるときにも避難できるよう、今のうちに準備を進めていきます。

ハルを守るために、世話をする自分たちにも備えを

準備した紙を見直すと、まだ空いている所がありました。揺れ始めた、その瞬間のことです。眠っている時間に地震が来たら、目が覚めても、すぐに動けるとは限りません。

「ハルを守るにも、まず私たちが動けるようにしておきたいね。」

妻の言葉で、男性は気づきました。ハルの荷物ばかり考えていて、世話をする自分たちの備えが抜けていたのです。夫婦は寝室へ行き、倒れる物や落ちる物、出口までの道を確かめ、家具の固定も見直しました。

その流れで、寝る場所そのものに備える方法を探して知ったのが、耐震シェルターベッドTETUNOMA(鉄の間)でした。毎日使う寝床を、強い鉄の構造で囲む。その考え方が気になり、写真や実物映像を見ていきました。

明るい洋室に置いたオフホワイトのTETUNOMA(鉄の間)で、女性が本を読む使用イメージ
オフホワイトを、いつもの寝室に。毎日使う家具として迎えた姿を思い描けます。

黒とオフホワイトの2色があり、妻は白いベッドの写真を見ていました。「寝室の雰囲気を、あまり変えずに考えられるね」。実際に人が座る姿や出入りする動きも、夫婦で何度も見直しました。形の強さとともに、普段の暮らしの中で使う姿を知りたかったのです。

黒いTETUNOMA(鉄の間)の鉄製フレームと、中にすのこを置いた使用例
寝る空間を囲む鉄のフレーム。すのこを置いた使用例です。

私たちがつくるTETUNOMA(鉄の間)は、強固な鉄の構造で、万一の建物倒壊時に身体を守る空間を確保することを目指した製品です。耐荷重試験では、最大131.7トンを記録しています。

TETUNOMA(鉄の間)の耐荷重試験の様子。

静岡県が推進するTOUKAI-0+の補助対象製品として認定され、三重県の伊勢市などでも補助対象製品として認定されています。夫婦にとっては、こうした製品の強さや認定も、寝室の備えを考える材料になりました。

愛犬を守る家族が、自分たちの眠る場所にも備える。 ハルのために始めた準備が、夫婦の寝室を見直すきっかけにもなりました。

今の暮らしから、その先の暮らしにも

これから年齢を重ね、寝室を替えることもあるかもしれません。TETUNOMA(鉄の間)は、分解して移設し、次の部屋で組み立て直すことができます。引っ越しても使い続けたり、子どもや孫へ譲ったりすることを考えられるベッドです。

室内で部品を組み立てる、TETUNOMA(鉄の間)の組立映像。
和室のTETUNOMA(鉄の間)の周りで、年配女性と親子がくつろぐ使用イメージ
今の暮らしにも、これからの家族の暮らしにも。

夫婦は、毎日使う物を長く使う視点でも話しました。そして、寝室への備えと、ハルを連れて避難する準備は、どちらも考えていきます。火災や津波、建物の危険がある場合は避難が必要です。

自分たちの寝る場所と、ハルの避難用品。別々だった心配が、一つの家族の準備につながっていきました。

使える場所に置いて、少しずつ続ける

夕方、ハルが自分からキャリーへ入りました。妻が声をかけ、男性はそっと見ていました。たった数日の練習で何でもできるようになったわけではありません。これからも少しずつ続けます。

散歩から戻ると、男性は玄関の荷物を見ました。今度は、しまい込むために持ち上げませんでした。使える場所に置き、妻にも場所を伝える。必要な物を確かめる日も決めました。

地震のとき、愛犬を連れて避難できますか。
その問いを、災害が起きる前に考えてみませんか。

守りたい家族がいるからこそ、世話をする自分の備えも一緒に考える。いつもの暮らしの中で、一つずつ準備を重ねていきたいですね。

ハルと夫婦の物語を、映像でも

キャリーの練習から、避難用品、飼い主自身の寝室への備えまで。夫婦が愛犬と暮らす毎日を見直す物語です。TETUNOMA(鉄の間)の実物写真や、出入り・構造・組立などの映像もご覧いただけます。

地震のとき、愛犬を連れて避難できる?ペットを守る家族が見落とした備え

大切な家族と過ごす毎日に、寝室の備えを。
あなたの暮らしに迎えた姿を、思い描いてみてください。

TETUNOMA(鉄の間)のある暮らしを見る
TETUNOMA(鉄の間)のある暮らしを見る

※この物語の登場人物・年齢・出来事はフィクションで、実在のお客様の体験談ではありません。現実の暮らしや備えにできる限り近づけて構成しています。TETUNOMA(鉄の間)の製品説明・試験数値・認定情報は、実際の製品情報に基づいています。掲載写真の人物は使用イメージです。

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