本棚の地震対策|固定する壁・上下の連結・本の落下と寝床の配置
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本棚を地震に備えて固定するときは、「金具を買う」より前に、本棚を置く位置と、固定する壁の状態を確認します。本体が倒れなくても本が落ちることがあるため、収納の仕方も別に見直してください。
寝室や子どもが過ごす部屋では、本棚が倒れたり本が飛び出したりしたとき、寝床や出入口にどう影響するかが出発点になります。
本棚の地震対策で確認する5つの点
| 確認すること | 具体的に見る場所 |
|---|---|
| 配置 | 本体と本が、寝床やドアに倒れ込む位置にないか。 |
| 固定先 | 壁の下地と、本棚側で器具を取り付ける部分。 |
| 器具 | 本棚の寸法・重さ・形と、器具の対応条件が合うか。 |
| 上下連結 | 二段重ねなら、上下を留める部品と取り付け方法。 |
| 収納物 | 重い本の位置、棚の上の物、扉の開放や本の落下への対策。 |
本棚を背の低いものへ変える場合も、固定や中身の落下対策を考えます。高さだけで安全性が決まるわけではなく、奥行き、形、収納した物、床や固定先の条件も関係します。

寝床と、ドアが開く場所を避けて置く
本棚の正面に頭を置いて眠っていないか、倒れると部屋の出入口を塞がないかを確認します。動かせるなら寝室以外の場所へ移すことも一つの方法です。小さな部屋で配置に限りがある場合は、寝る向きを変える、収納量を減らすなど、組み合わせて検討します。
棚の上の箱や置物も見直します。本体を固定しただけで、上に載せた物まで留まるわけではありません。出口までの床に本や収納箱を置かないことも大切です。
壁へ固定するなら、金具より先に下地を調べる
L型金具などのネジ固定では、固定先と、本棚側で力を受ける部分が重要です。壁紙の見た目だけでは、その奥の構造は分かりません。薄い壁材や家具の背板へネジを入れただけで、十分に固定できたとは判断しないでください。

本棚と器具の説明書を確認し、取り付ける部位やネジの条件に合うかを調べます。下地が分からない、壁へ取り付けた経験がない場合は、管理会社や施工の専門家へ相談してから進めましょう。
上下に分かれる本棚は、連結も別に確認する
二段重ねの棚では、下側を固定していても、上側との連結が別に必要な場合があります。家具が元々備えている連結部品や取り付け方法を確認し、上下をただ載せただけにしないことが大切です。
棚板を支える部品や、追加した収納ボックスも含めて見ます。異なる家具を自己判断で重ね、上だけを突っ張るような使い方は、製品の条件に合うかを先に確かめてください。
重い本は下へ。本体固定と落下対策を分ける
重い物を下へ移すことは、収納を見直す際の基本になります。ただし、重い本を下へ置くことが、本棚の固定そのものの代わりになるわけではありません。
本や小物が手前へ飛び出しそうな棚は、落下防止の方法を家具に合わせて検討します。扉付きなら扉が開かないための対策、ガラスを使った扉なら飛散への備えも、別の項目として確認してください。棚へ物を詰め込み過ぎず、取り出すときの使いやすさも残します。
賃貸で壁に穴を開けにくい場合
穴開けの可否や退去時の扱いは、契約と管理会社への確認が必要です。使いたい器具と取り付け位置を写真で共有して相談しましょう。壁へ固定できない場合、東京消防庁はポール式とストッパー式などを組み合わせる方法も案内しています。
その場合も、天井と床の強度、家具の形、器具の使用範囲が合うことが前提です。弱い天井へ強く突っ張って解決しようとせず、配置や収納家具そのものの見直しも含めて考えます。
取り付けた後に、家族へ伝えること
- どの家具を、どの器具で固定したか。
- 本棚を動かしたら、どこを取り付け直す必要があるか。
- 棚の上へ載せない物と、本を戻す位置。
- 寝床と出口の前に、荷物を置かない範囲。
掃除や模様替え、収納量が変わったときは、固定の状態も確認します。家族が知らずに器具を外してしまわないよう、取り付け箇所を共有しておくとよいでしょう。
本棚の対策から、毎日の寝室づくりへ
本棚を見直すことは、眠る場所や子どもの過ごす場所を整える具体的な一歩です。家具を固定し、出入口の道を確保したうえで、家そのものの状態も確認します。
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参考資料
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いつもの寝具で眠り、寝る前は本を読んでくつろぐ。写真と実物映像を見ながら、あなたの寝室に迎えた姿を思い描いてみてください。
写真の出典
- Uriel1022 / 掲載元 / CC BY-SA 4.0
