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冷蔵庫の地震対策|転倒防止ベルト・調節脚・通り道を整える

冷蔵庫の地震対策は、型番に合う転倒防止ベルトで本体を固定し、調節脚と周囲の通り道を整えるところから始めます。毎日使う家電だからこそ、扉を開く場所、上に置いた物、家族が通る場所まで一緒に見直すと、使いやすいキッチンづくりにつながります。

まずは冷蔵庫の型番をメモし、取扱説明書の「据え付け」「地震にそなえて」のページを開いてみましょう。家具用の器具を探す前に、その冷蔵庫に用意された固定方法が分かります。

キッチンに置かれた白い2ドアの冷蔵庫
冷蔵庫の本体だけでなく、背面の固定場所と、前を通る空間にも目を向けてみましょう。

最初に見るのは、冷蔵庫の型番と背面の固定場所

冷蔵庫は、扉の形や容量だけでなく、固定に使う部品やベルトを掛ける場所も機種によって違います。取扱説明書で、対応するベルト、必要な本数、背面の取付け位置をひと続きで見ると、買う物と取り付ける場所が整理できます。

たとえばシャープは、冷蔵庫の背面上部にあるベルト掛けを使い、丈夫な壁や柱につなぐ方法を案内しています。小型機種の中には接続用の部品がないものもあるため、見た目が似た冷蔵庫の説明より、ご自宅の型番の説明を基準にします。

固定場所の例:シャープ・冷蔵庫の転倒対策

転倒防止ベルトは、本体と丈夫な壁・柱をつなぐ

ベルトで支えるには、冷蔵庫側だけでなく、壁側の取付け場所も大切です。壁紙や薄い板の表面だけで判断せず、金具を留める下地と、器具が指定する取付け方を合わせます。

日立は、背面の取っ手へベルトを通す方法や、壁の下地を探して金具を留める手順を、写真付きで説明しています。東芝も、背面上部の左右の取っ手などを使い、壁や柱へ固定する方法を紹介しています。固定場所や部品の数は、お使いの機種の説明に合わせましょう。

取付けの写真と手順:日立・冷蔵庫の地震への備え / 東芝・自然災害に備えた家電の対策

冷蔵庫に突っ張り棒を使いたいときは

家具用のポールを選ぶ前に、冷蔵庫のメーカーが勧める方法を読みます。日立は、冷蔵庫上面の基板を傷める可能性があることから、市販の耐震ポールを勧めず、冷蔵庫用ベルトによる固定を案内しています。家具と冷蔵庫を同じ条件で考えないことが、器具選びのポイントです。

食器棚や本棚の器具も一緒に見直すなら、地震対策の突っ張り棒と天井の強度も参考にしてください。

調節脚を整え、普段の開け閉めを安定させる

冷蔵庫の下にキャスターがあるタイプは、移動しやすい状態のままにせず、取扱説明書に沿って調節脚を床へ接地させ、水平を整えます。ベルトを付けることと、日々使う足元を安定させることを組み合わせて考えましょう。

シャープは、左右の調節脚を床へ付けて水平に固定する手順を案内しています。調節脚やベースカバーの形が違う機種もあるので、説明図と実物を見比べると作業が分かりやすくなります。放熱のための周囲の空間も、その機種に必要な寸法を保ちます。

足元の図と手順:シャープ・調節脚の固定と地震対策

冷蔵庫の上をすっきりさせ、扉の前に通り道をつくる

冷蔵庫の上に載せた箱や重い物は、低い収納へ移すところから始められます。シャープも、地震時の落下を防ぐため、冷蔵庫の上に物を置かないよう案内しています。本体の固定と一緒に、上から落ちる物を減らしましょう。

扉を開き、飲み物や食品が見える冷蔵庫の内部
扉を開けて食品を出し入れする空間も、キッチンの使いやすさを考える手がかりになります。

冷蔵庫の扉をいつもどおり開き、隣の棚や出入口との位置関係を見ます。家族が冷蔵庫の前を通って玄関へ向かう間取りなら、床に箱を積まない、周りの家具も固定するなど、一つの通り道として整えると取り組みやすくなります。

隣に食器棚があるご家庭は、食器棚の本体・扉・食器・ガラスの地震対策も合わせると、キッチン全体の備えを見渡せます。

賃貸では、器具を買う前に固定する場所を決める

壁へ金具を取り付ける前に、穴を開けられる場所と下地の位置を、管理会社や施工業者と相談して決めます。「ベルトだけ先に買ったけれど、取り付ける場所がない」という行き違いを減らせます。

日立の取付け案内でも、賃貸・集合住宅やコンクリートの壁では、穴を開けられるか事前に確認するよう説明しています。壁への固定が難しいときも、型番と設置場所を販売店へ伝えると、その機種に合う方法を具体的に検討できます。家具全体の見直しは、賃貸の部屋で始める地震対策にまとめています。

今日の点検は、この順番で

  1. 型番をメモする。説明書で対応するベルトと取付け位置を見る。
  2. 本体と壁側の固定を確かめる。器具と下地、取付け方をそろえる。
  3. 足元を整える。調節脚と放熱の空間を、説明図に合わせる。
  4. 上と前をすっきりさせる。上に載せた物を移し、扉と通り道を見直す。

今日は型番を調べる、次は冷蔵庫の上を片付ける。小さく分けると、普段の暮らしの中でも備えを進めやすくなります。

キッチンの次は、毎晩眠る場所の備えも

キッチンを整えたら、長く過ごす寝室にも目を向けてみてください。枕元の家具、寝床から出口までの通路を見直すと、家の中の備えがつながります。寝室の地震対策を始める順番も、ご家族で考える参考になります。

私たち日心製作は、眠る人の周りに空間を残すことを目指して、耐震シェルターベッドTETUNOMA(鉄の間)をつくっています。鉄のフレームの中に、いつもの布団やマットレスを敷いて眠る。夜は本を読み、休日はゆっくりくつろぐ。日々の家具として、好きな部屋になじむ姿も大切にしています。

寝るときも、くつろぐときも。毎日の暮らしに取り入れた姿を、実物の映像でご覧ください。

丈夫さと、心地よく使えることを一緒に。和室にも洋室にも合う色や寝具を選び、ご自宅の寝室に迎えた姿を思い描いていただければ嬉しく思います。

白いTETUNOMA(鉄の間)に寝具を敷き、女性が座ってくつろぐ部屋
いつもの寝具と、お部屋に合う色で。眠る場所に備えを加える家具です。

TETUNOMA(鉄の間)のある暮らしを見る

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写真の出典

冷蔵庫の外観:Infrogmation of New Orleans/Wikimedia Commons(CC BY-SA 4.0)

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